"It seemed almost incidental that he
was African.
So vast had his inner perceptions grown over
the years that
he preferred an identification with mankind
to an identification
with a particular environment.
And yet, as an African, he seemed to have
made one of the
most perfect statements:
'I am just anyone'"
A Question of Power p.11:1971
「彼がアフリカ人であったのは、ほぼ偶然と言ってもいいぐらいだった。
年月をかけて途方もなく広がった彼の魂の感覚は、
人間としてのアイデンティティよりも
個々の環境としてのアイデンティティを求めていた。
そして、アフリカ人として彼は、もっとも完璧であろう
その立場をすら主張することができた。
‘私は、誰ででもあるのだ。’」
『力の問題』 冒頭部分（あふりかくじら訳）