3月22日（月）

朝、雨降る京都。テレビでは沈んだニュースばかりが流れてくる。

ホワイトチョコレート色のかさを片手に朝の京都を歩く。

昼前、京都大学。

古い縫製工場の建物と、女子工員の寄宿舎を改装したという、古く年季の入った建物はとてもすばらしい。街からこんなに近いところにのこる古い家のような落ち着いた雰囲気は、この学校がまるで自分の通っていた大学なのではないかと錯覚する。立て付けの悪い扉やきしむ階段、薄汚れた荷物が積み上げられているような建物には、エディンバラ大学の空気があった。